着物のサイズと買取価格の関係
身丈・裄丈が査定額に与える影響を解説
着物の買取価格は、素材や状態だけでなくサイズによっても大きく変わります。大きいサイズの着物ほど高く売れる傾向があり、身丈・裄丈の違いで数千円〜数万円の差がつくことも。サイズと価格の関係を詳しく解説します。
最終更新:2026年4月26日
この記事の目次
サイズが買取価格に影響する理由
着物の買取において、サイズは素材・状態に次いで重要な査定ポイントです。着物は洋服と違ってS/M/Lのような規格サイズがなく、1枚ずつ仕立てられるため、サイズにバラつきがあります。
中古着物市場では大きいサイズの着物ほど需要が高い傾向があります。これは、大きい着物はサイズ調整(お直し)で小さくすることが比較的容易ですが、小さい着物を大きくするのは難しい(生地の余裕がなければ不可能)ためです。
特に身丈160cm以上、裄丈66cm以上の着物は現代の標準的な体型の女性に対応できるため、最も需要が高く、買取価格も高くなります。
着物のサイズの測り方
| 部位 | 測り方 | 目安(女性用) |
|---|---|---|
| 身丈(みたけ) | 背中心の衿付け根から裾まで | 155cm〜170cm |
| 裄丈(ゆきたけ) | 背中心から袖口まで | 64cm〜70cm |
| 前幅(まえはば) | 前身頃の幅 | 23cm〜26cm |
| 後幅(うしろはば) | 後身頃の幅 | 28cm〜32cm |
高く売れるサイズの目安
| 部位 | 高く売れるサイズ | やや不利なサイズ | 不利なサイズ |
|---|---|---|---|
| 身丈 | 160cm以上 | 155〜160cm | 155cm未満 |
| 裄丈 | 66cm以上 | 64〜66cm | 64cm未満 |
ポイント:身丈160cm以上・裄丈66cm以上の着物は、現代の平均的な女性(身長158cm前後)がそのまま着られるサイズです。この条件を満たす着物は中古市場で最も需要が高く、買取価格も高くなります。
サイズ別の買取価格への影響
大きめサイズ(身丈160cm以上・裄丈66cm以上)
最も需要が高く、買取価格に影響なし(相場通りの査定額がつく)。特に身丈165cm以上・裄丈68cm以上のトールサイズは、背の高い方からの需要が高く、プラス評価されることもあります。
標準サイズ(身丈155〜160cm・裄丈64〜66cm)
やや小さめですが、まだ多くの方が着用可能なサイズです。買取価格への影響は軽微で、相場の80〜90%程度の査定額が見込めます。
小さめサイズ(身丈155cm未満・裄丈64cm未満)
現代の標準的な体型の方には小さすぎるため、需要が限定的です。買取価格は相場の50〜70%程度に減額される傾向があります。ただし、作家物やブランド品であればサイズに関わらず高額査定がつくこともあります。
サイズが小さい着物を高く売るコツ
コツ1:着物専門の買取業者を選ぶ
総合リサイクルショップではサイズの小さい着物は一律で低い査定になりがちですが、買取大吉やウリエルなどの着物専門業者は、仕立て直しの可能性も考慮して適正な価格をつけてくれます。
コツ2:複数業者で比較する
サイズの評価基準は業者によって異なります。ヒカカクの一括査定で複数社の見積もりを比較しましょう。
コツ3:帯や小物とセットで出す
着物単体のサイズが小さくても、帯や和装小物とセットで出すことで、トータルの買取額を上げることができます。
コツ4:海外販路のある業者を選ぶ
RECLOなど海外販路を持つ業者では、小柄な外国人女性からの需要もあるため、小さいサイズでも比較的高い査定がつく場合があります。
コツ5:証紙や証明書を添える
サイズが小さくても、証紙や作家物の証明があれば、それだけで高い評価を受けます。証紙は必ず一緒に査定に出しましょう。