着物のたたみ方・保管方法ガイド
正しい保管で価値を守る
着物の価値を守るために最も重要なのが「正しい保管」です。たたみ方、たとう紙の使い方、防湿対策、虫干しの方法など、着物を長く美しく保つための知識を解説します。売却を考えている方にも必読の内容です。
最終更新:2026年4月26日
この記事の目次
着物の正しいたたみ方
着物のたたみ方には「本だたみ」と呼ばれる基本的な方法があります。正しくたたむことで、シワを防ぎ、着物を美しい状態で保管できます。
着物を広げる
清潔な場所に着物を表を上にして広げます。畳の上や清潔なシーツの上がおすすめです。
下前(右側)を脇縫いに沿ってたたむ
右側の衿を手前に返し、脇縫いで折り返します。おくみ線で折り返して衿を整えます。
上前(左側)を重ねる
左側の衿を下前の衿に重ね、脇縫い同士を合わせます。背縫いが一番上にくるようにします。
袖を折り返す
上になっている袖を身頃の上に折り返し、下の袖は下に折り返します。
身丈を半分に折る
裾を衿のところまで持ち上げて半分に折ります。たとう紙のサイズに合わせてたたみましょう。
たとう紙の選び方と交換時期
和紙のたとう紙がベスト
着物の保管には和紙製のたとう紙が最適です。和紙は吸湿性に優れ、着物の湿気を吸収してくれます。安価な紙製のたとう紙よりも和紙製の方が長持ちし、防湿効果も高いです。
交換時期は1〜2年に1回
たとう紙は湿気を吸って劣化するため、1〜2年に1回は新しいものに交換しましょう。黄ばみ・カビ・シミが見られたらすぐに交換です。
保管場所の選び方
適した保管場所
- ✓桐たんす(通気性・防湿性に優れる)
- ✓風通しの良い部屋のクローゼット
- ✓2階以上の部屋(1階は湿気が多い)
- ✓直射日光の当たらない場所
避けるべき保管場所
- ✗押入れの奥(湿気がこもりやすい)
- ✗地下室・倉庫(湿度が高い)
- ✗日光が直接当たる場所(色あせ)
- ✗台所・浴室の近く(蒸気で湿る)
防湿・防虫対策
防湿剤(シリカゲル)を入れる
たとう紙の中にシリカゲルを入れると湿気を効果的に吸収してくれます。3〜6ヶ月ごとに交換しましょう。
防虫剤は直接触れないように
防虫剤は着物に直接触れないよう、たとう紙の外側に置きましょう。また、異なる種類の防虫剤を混ぜるとシミの原因になるため、1種類だけを使用してください。
虫干しの方法とタイミング
虫干し(風通し)は着物の保管に欠かせない作業です。年に1〜2回行うことで、湿気やカビを防ぎ、着物を良い状態に保てます。
| 時期 | おすすめ度 | ポイント |
|---|---|---|
| 10月〜11月 | 最もおすすめ | 秋晴れの乾燥した日が最適 |
| 2月〜3月 | おすすめ | 冬の乾燥した日に |
| 7月〜8月 | 避けた方がよい | 高温多湿で逆効果の場合も |
やってはいけない保管方法
ビニール袋での保管
ビニール袋は通気性がないため、湿気がこもってカビの原因になります。必ずたとう紙で包んでから保管しましょう。
重ねすぎ
着物を何枚も重ねて保管すると、下の着物にシワがついたり、重みで生地が痛んだりします。桐たんすの引き出しには2〜3枚が限度です。
ハンガーにかけたまま保管
着物は洋服と違い、ハンガーにかけたまま長期保管すると、肩の部分が伸びたり型崩れしたりします。必ずたたんで保管しましょう。
何年も放置する
着物を何年もチェックせずに放置すると、気づかないうちにカビやシミが発生していることがあります。定期的な確認が重要です。
保管が面倒なら売却も選択肢
正しい保管には手間とコストがかかります。たとう紙の交換、防湿剤の補充、年に1〜2回の虫干し。これらが面倒と感じるなら、状態が良いうちに売却するのも賢い選択です。
買取大吉やウリエルなら出張買取で自宅まで来てくれるため、着物を運ぶ手間もかかりません。まずは無料査定で価値を確認してみましょう。