着物買取の相場一覧
種類別の買取価格まとめ
振袖・訪問着・留袖・小紋・紬・帯など、着物の種類ごとに買取相場を一覧表でわかりやすくまとめました。高額買取になる条件や高く売るコツも詳しく解説します。
最終更新:2026年4月15日
この記事の目次
着物買取の相場はどのくらい?全体像を把握
着物の買取相場は、種類・素材・状態・作家・産地によって大きく異なります。一般的な着物の場合、数百円〜数千円程度が中心ですが、有名作家の作品や人気産地の紬などは数万円〜数十万円の値がつくこともあります。
特に重要なのは素材と状態です。正絹(しょうけん)の着物は化繊やウールと比べて圧倒的に高値がつきやすく、シミ・カビ・色あせがなく、保管状態が良好であれば相場の上限に近い価格が期待できます。
また、証紙(産地証明書)の有無も査定額に大きく影響します。大島紬や結城紬、加賀友禅などの高級着物では、証紙があるかないかで買取価格が2倍以上変わることもあります。
着物買取の相場を左右する主な要素
- ◆種類:振袖・訪問着は需要が高く、小紋・浴衣は低め
- ◆素材:正絹が最も高く、化繊・ウールは値がつきにくい
- ◆状態:未使用・美品は高額、シミ・汚れがあると大幅減額
- ◆作家・ブランド:人間国宝や有名作家の作品は数十万円以上も
- ◆産地:大島紬・結城紬・加賀友禅などは高い評価
- ◆証紙の有無:あれば産地・品質の証明になり査定額UP
【種類別】着物の買取相場一覧表
以下は2026年時点での主な着物の種類別買取相場です。状態や素材、作家物かどうかによって大きく変動しますので、あくまで目安としてご参考ください。
| 着物の種類 | 一般品の相場 | 高級品・作家物の相場 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 振袖 | 5,000円〜3万円 | 3万円〜10万円以上 | 成人式用が中心。需要が安定 |
| 訪問着 | 3,000円〜3万円 | 3万円〜5万円以上 | フォーマルで汎用性が高い |
| 色留袖 | 3,000円〜2万円 | 2万円〜4万円以上 | 紋の数で格式が変わる |
| 黒留袖 | 1,000円〜1万円 | 1万円〜3万円以上 | 需要が限定的でやや低め |
| 小紋 | 500円〜5,000円 | 5,000円〜3万円 | カジュアル着。作家物は高額 |
| 付け下げ | 1,000円〜1万円 | 1万円〜3万円 | 訪問着に次ぐフォーマル着 |
| 大島紬 | 1万円〜5万円 | 5万円〜30万円以上 | 泥染め・都城が特に高額 |
| 結城紬 | 1万円〜5万円 | 5万円〜50万円以上 | 本場結城紬は特に高い評価 |
| 紬(その他) | 1,000円〜1万円 | 1万円〜10万円 | 牛首紬・塩沢紬なども人気 |
| 色無地 | 500円〜3,000円 | 3,000円〜1万円 | 紋入りは需要が限られる |
| 浴衣 | 100円〜1,000円 | 1,000円〜5,000円 | 有松絞りなどは高め |
※ 上記は正絹素材の場合の目安です。化繊・ウール素材は大幅に安くなります。
高額買取になる条件
同じ種類の着物でも、以下の条件に当てはまると買取価格が大きく上がります。特に「作家物」「証紙あり」「正絹」「状態良好」の4つが揃うと、相場の上限を超える高額査定が期待できます。
人間国宝・有名作家の作品
久保田一竹(辻が花染め)、羽田登喜男(友禅)、志村ふくみ(紬織)などの人間国宝や、北村武資、森口華弘といった有名作家の作品は、数十万円〜百万円以上の買取価格がつくことがあります。落款(作家のサイン)が確認できれば査定額は大幅にアップします。
証紙(産地証明書)あり
大島紬の「本場大島紬」証紙、結城紬の「本場結城紬」証紙、加賀友禅の「加賀染振興協会」証紙など、公的な証紙があると産地と品質が保証されるため、査定額が大幅に上がります。証紙がないと同じ着物でも半額以下になることがあります。
正絹(しょうけん)素材
着物の素材として最も高く評価されるのが正絹(シルク100%)です。化繊やウール、木綿の着物は買取対象外の業者もありますが、正絹であれば幅広い業者で買取してもらえます。正絹かどうかは手触りや燃やした際の匂いで判別できますが、証紙で確認するのが確実です。
状態が良好(未使用・美品)
着用回数が少なく、シミ・汚れ・カビ・色あせ・虫食いなどがない美品は高額査定が期待できます。特に「しつけ糸付き」の未使用品は新品同様と評価され、相場の上限に近い価格がつきやすくなります。たとう紙に入った状態で保管されていると好印象です。
そのほか高額になりやすい条件
| 条件 | 詳細 | 影響度 |
|---|---|---|
| 有名産地物 | 大島紬・結城紬・加賀友禅・京友禅など | 非常に大きい |
| 有名ブランド | 千總・龍村美術織物・川島織物など | 大きい |
| 丈が長い | 身丈160cm以上・裄丈67cm以上 | 中程度 |
| 流行の色柄 | 落ち着いた色味、上品な柄が人気 | 中程度 |
| セット品 | 帯・帯締め・帯揚げとコーディネート一式 | 中程度 |
相場が下がる条件
逆に、以下の条件に該当すると買取価格は相場より低くなります。場合によっては買取不可になることもありますので、事前に確認しましょう。
| マイナス条件 | 影響 | 対策 |
|---|---|---|
| シミ・汚れ | 30〜70%減額 | クリーニングは費用対効果を要検討 |
| カビ・虫食い | 50〜90%減額 | 防湿剤と定期的な風通しで予防 |
| 色あせ・退色 | 30〜50%減額 | 直射日光を避けて保管 |
| 化繊・ウール素材 | 大幅減額〜買取不可 | 正絹以外でも対応する業者を選ぶ |
| 証紙なし | 20〜50%減額 | 購入時の証紙を必ず保管しておく |
| サイズが小さい | 10〜30%減額 | 仕立て直しの余地があれば評価される |
| 流行遅れの柄 | 10〜30%減額 | 古典柄は影響が少ない |
ポイント:状態が悪い着物でも、無料査定を行っている業者に依頼すれば費用はかかりません。「値段がつかないかも」と思っても、まずは複数業者に相談してみることが大切です。思わぬ価値が見つかることもあります。
着物を高く売る5つのコツ
コツ1:複数の業者に査定を依頼する
着物の査定基準は業者によって異なります。同じ着物でも業者Aでは5,000円、業者Bでは2万円ということも珍しくありません。最低でも3社以上に無料査定を依頼し、最も高い金額を提示した業者に売ることが高額買取への近道です。
コツ2:証紙・落款を必ず添える
証紙(産地証明書)や落款(作家のサイン)は、着物の価値を証明する最も重要な要素です。購入時のたとう紙の中や箱の中に入っていることが多いので、査定前に必ず探して一緒に提出しましょう。証紙があるだけで査定額が2倍以上になることもあります。
コツ3:帯・小物もセットで出す
着物単体よりも、帯・帯締め・帯揚げ・草履・バッグなどのセットで出すと、コーディネートとしての付加価値が認められて査定額がアップします。使わない着物関連品があれば、まとめて査定に出すのがおすすめです。
コツ4:保管状態に気を配る
査定前に、着物の状態をできるだけ良くしておきましょう。たとう紙に包み、防湿剤と一緒に桐たんすで保管するのが理想です。売ると決めたら早めに査定に出すことも大切です。時間が経つほど状態が悪化するリスクがあります。
コツ5:需要が高まる時期に売る
着物の需要は季節によって変動します。振袖は成人式の2〜3ヶ月前(10月〜12月)、訪問着は結婚式シーズンの春・秋、袴は卒業式前の1月〜2月に需要が高まります。需要期の少し前に売ることで、通常より高い査定額が期待できます。
帯・和装小物の買取相場
着物だけでなく、帯や和装小物にも買取価値があります。特に袋帯や名古屋帯は単体でも数千円〜数万円の値がつくことがあります。
| 品目 | 一般品の相場 | 高級品の相場 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 袋帯 | 1,000円〜1万円 | 1万円〜3万円以上 | 西陣織・川島織物は高額 |
| 名古屋帯 | 500円〜5,000円 | 5,000円〜1万円以上 | 博多織が人気 |
| 丸帯 | 5,000円〜2万円 | 2万円〜5万円以上 | アンティーク品に需要あり |
| 帯締め・帯揚げ | 100円〜500円 | 500円〜3,000円 | 単体だと低額が多い |
| 草履・バッグ | 100円〜1,000円 | 1,000円〜5,000円 | ブランド品は高め |
※ 帯や小物は着物とセットで出すことで、全体の査定額がアップする傾向があります。
よくある質問
Q.着物の買取相場は平均いくらくらいですか?+
Q.古い着物でも買い取ってもらえますか?+
Q.証紙がないと買取価格は下がりますか?+
Q.着物を高く売るベストなタイミングはいつですか?+
Q.着物と帯はセットで売った方が高くなりますか?+
着物の買取相場を調べたら、まずは無料査定へ
相場はあくまで目安です。実際の買取価格はお手持ちの着物の状態・作家・産地によって大きく変わります。まずは信頼できる業者に無料査定を依頼して、正確な買取価格を確認しましょう。
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